つれづれ漫画日記

漫画と星野源をこよなく愛するアラサーの偏愛的ブログ

岡田あーみん「お父さんは心配性」

こんにちは。漫画大好き、アラサーせそさそです。

今回はさくらももこ先生と親交の深い漫画家としても知られる“少女漫画界のドクダミの花”こと岡田あーみん先生の、代表作について語ります。

 

お父さんは心配性

母をなくし、親子2人で暮らす父・光太郎と16歳の娘・典子。ところがそんな父は異常な心配性…。娘の典子が気になるあまりに、彼女のボーイフレンド・北野くんを巻き込んで、今日も大騒動の嵐!!


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少女漫画雑誌「りぼん」に掲載されていたことが信じられない、昨今の少年漫画よりえげつない内容の、伝説のギャグ漫画です。

 

少女漫画界の異端児には狂信的なファンもついていて、「岡田あーみんを崇める会」なるファンサイトを見かけたこともあります(笑)

 

ちなみにちびまる子ちゃん2巻掲載の、お父さんは心配性コラボ漫画裏話でさくら先生も語っていますが、

・あーみんは男説もあるが、女性

・とても美人

だそうです。

この美人からどうやってこの作品が生まれるのか、どんな環境で育った方なのか、とても気になります(笑)

 

お父さんは心配性について、タイトル通り、主人公は40代のお父さんです。一人娘を大事にするあまり、過度に心配をするのですが、その様は異常で変態的。

 

娘典子(16)は、お父さんの異常性に辟易しつつも、愛情込めて男手一つで育ててくれたお父さんを信頼しています。

 

そのため、たまーに突然泣ける話を挟んでくるところに物語の奥深さを感じます。

 

まともなキャラとして描かれる娘典子とイケメン彼氏の北野くんの周りには、

お父さんに負けず劣らず“変なやつら”がわんさか出てきます。

 

敵意をむき出しにするお父さんに果敢に挑み続ける北野くんが、徐々に自身も“変なやつら”に匹敵する変態さを出していく様子も見所です。

 

しかしそれはすべて典子を愛するが故。同じ思いを持つお父さんと北野くんのの気持ちがどんどんリンクしていくのは割と感動的だったりします。

 

たいやんさんのブログ↓↓

スタンプにしたい岡田あーみんの一コマ『お父さんは心配症』編 - ゲームが好きなまま子育てしています

めっちゃ面白いです。作品の雰囲気がよく伝わるので勝手ながらリンクを貼らせていただきました。

 

お父さんは心配症 全6巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

お父さんは心配症 全6巻 完結セット (りぼんマスコットコミックス)

 

 

此元和津也「セトウツミ」

こんにちは。漫画大好きせそさそです。

自己紹介は以上です。今後もう少しちゃんとした自己紹介をアップする予定ですm(__)m

 

セトウツミ

「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。 まったりゆったりしゃべるだけ。関西の男子高校生、瀬戸と内海のクールでナナメでシニカルな放課後トーク7編。

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最初の数話を漫画アプリで無料連載していた時に、ドはまりしました。

 

二人の男子高校生が終始土手で喋っているだけの描写にも関わらず、センスと構成力が神がかっており、読後感が最高過ぎる漫画です。

 

最近また別アプリ(後述)で長期無料連載中なので、毎週楽しみに読んでいます。

 

何がすごいって、基本的に1話完結なんですが、本当に毎回土手で喋ってるだけなんです!!!

 

セリフのないシーンでも、情景、微妙な表情の変化、間で、気持ちや場面の変化が本当によく表現されてます。

 

絶妙な言い回し、切り返し、心理描写、予想できない展開と、最後に必ず気持ちよく着地する気持ちよさは、1つの映画でも見終わったかのようです。

 

そして、長く読み続けても絶対読者を飽きさせないネタの引き出しの多さ!

 

たまに前後編の話もあって、後編まで読んだあと、前編を読み返すと膨大な伏線回収がある身震いするような回もあります。

 

そういう回は前編だけ読むと謎が多すぎて気持ち悪いのですが、その気持ち悪さすら快感…(笑)

 

先ほど読んだ第38話、いつも瀬戸のペースに乗せられ気味の内海がウザキャラでツボでした。そして最後!!(笑)

 

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ブログを更新する度コンセプトが迷子になるフシがある。。

 

精進しますm(__)m

 

さくらももこ「ちびまる子ちゃん」

先日のさくらももこ先生の訃報は、本当に突然でショックを受けました。

心よりご冥福をお祈りします。

 

さくらももこ作品の思い出

 

私はちびまる子ちゃんのアニメ放映期間とほぼ同年齢で、母はさくら先生と同世代。とても身近な存在に感じられ、幼い頃から作品の影響を強く受けて育ってきました。

 

70年代のアイドルを覚えたり…

 

エッセイも大好きで、さくら先生の「である」調を真似して小学校の作文を書いたり…

 

成長の過程で覚える言葉や表現をいち早く吸収したり…

(まる子がお姉ちゃんに「知ってるよ、大人は“せいり”なんでしょ?」とからかうように聞いて激怒されるシーンがありました(笑))

 

 

ちびまる子ちゃんについて

さくらももこ”は小学3年生。とても小さくて女の子だから“ちびまる子ちゃん”とよばれている。 そんなまる子ちゃんが、おかしな家族の人たちや学校のお友だちとくり広げる、愉快な日常絵日記コミック。


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ちびまる子ちゃんは私が初めて手にした漫画です。

 

毎週日曜日は母と自転車で出掛け、マックでお昼を食べたらBOOKOFFで小一時間立ち読み…でなく吟味(笑)をしていました。

 

気に入った漫画をがあると1冊だけ買ってもらってたのですが、その第1号がちびまる子ちゃん6巻でした。

 

前置きが長くなりましたが、

漫画ちびまる子ちゃんについて語りたいと思います。

 

さくら先生の漫画家デビュー作はちびまる子ちゃん1巻にされている「教えてやるんだ、ありがたく思え」という、今まで出会った変な先生をオムニバス形式で描いたエッセイ漫画です。

 

この他にも度々特別編「ほのぼの劇場」で幼少期や中学生、高校生、短大生、社会人の姿を描いた読み切りが出てきます。

 

コメディ要素メインではなくなるので、普段のまる子と合わせて読むとよりさくらももこの人物像が見えてくる気がします。

 

中でも進路に悩む高校生時代、面白おかしく仕上げて提出した課題の小論文が、

「書き流したエッセイ調の文体が高校生とは思えない」

「現代の清少納言

と思わぬ高評価をもらったことがやりたいことを突き詰める第一歩になった話は、ドキドキワクワクが伝わって自分も凄く高揚したのを覚えています。

 

「うちはびんぼう」という衝撃の貧乏エッセイは、普段よりディープなコメディに仕上がっています。

方言も濃く、リアル(なのか誇張なのかわからない(笑))な家族のやり取りにさくら先生の人間観察力や表現力の凄さを見せつけられます。

 

本編だけ見ても1巻から連載休止(2002年に不定期掲載で復活)になった14巻までの間に全体的な作品の雰囲気が徐々に変わっています。

 

初期はどんなテーマややり取りにもほのぼのさを感じましたが、

11巻あたりから少しシリアスさやダークな笑いが増えたような気がします。

 

掃除をサボるクラスメイトに激怒する前田さんの、乱れた顔に必死で笑いを堪えるシーンや

(実は凄く暗い場面です。クラスメイトの反発の仕方も少々暴力的で怖いんです、、)

 

美人は得かどうかについて家族で議論し、女性陣の威圧感に男性陣がおののいてしまうシーンなど

(怒るおばあちゃんが気の利いた発言をした者に寿司を配るため、「どうしたらスシをもらえるか」考える男性陣が笑えます)

 

背景を書き込んだりスクリーントーンを多用したりと画風が変わり、全体的に絵が黒くなったことも雰囲気が変わったと感じる要因かもしれません。

 

エッセイ本ではシニカルな笑いがかなり多いので、そちらの作風に少し寄ってきたような感じもしました。

 

しかしどちらが好きとか嫌いとか良いとか悪いとかではなく、どの時期のどの部分のまる子も魅力的で、全部ひっくるめて「さくらももこ」なのだと感じます。

これからもずっとずっと大ファンです!

矢沢あい「Paradise Kiss」

こんにちは。漫画が日々の活力源のアラサー、せそさそです。毎日無料漫画アプリの連載を中心に10作品位ずつ読んでます。

 

私が面白いと思う漫画は、心情描写が丁寧で、キャラクターが魅力的な漫画です。

キャラクターに憧れたり共感したりして心を揺さぶられる時間は、デトックスや自身の問題解決のヒントとして必要不可欠です。

 

そんなわけで、ゆるゆる紹介して参ります!

 

Paradise Kiss

塾と学校の往復だけだった受験生の紫(ゆかり)が、はじめて足を踏みこんだ場所はパラダイス!? あの「矢澤芸術学院」とアトリエを舞台に繰り広げられる、恋とミシンとステージのハッピーストーリー。実写映画化も話題、世界中で愛されている大人気コミック


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言わずと知れた少女漫画界の巨匠、矢沢あい先生がファッション誌Zipperで連載していた

作品で、過去にりぼんで連載していた「ご近所物語」のアフターストーリーです。

 

矢沢あい先生のNANA下弦の月も大好きです。このあたりの作品は独特の透明感、謎めき、静けさの中の情熱みたいなものがひしめく雰囲気がもう、圧巻で。夢を見ているような、テーマパークにいるような、そんな気分になります。

 

 

 

魅力的キャラクターランキング!

3位.美和子

信じられないくらい愛情深い子。何より人の幸せを願い、自己犠牲を厭わないので、誰よりも幸せになって欲しいです。

 

2位.ジョー

えげつなくかっこいい。自由すぎて共感できないとこもあるけれど、自分の美学を貫く姿は本当にかっこよくて身震いします。

 

1位.徳森くん

登場する度かっこよくなります。ジョージの衝撃的なかっこよさには負けるけど、実生活で普通に会ったら一瞬で恋します。

 

ついでに徳森くんの素敵さランキング!!

3位.実和子とメールする徳森くん!

まるで宝物を愛でるような愛!

 

2位.嵐と対峙する徳森くん!

静かなシーンですがめちゃくそかっこ良い

 

1位.1話から最終話まで徳森くん!!

コンスタントに登場しどんどん男を上げるその姿は当て馬界のスーパー優等生

 

 

それではごきげんよう

池谷理香子「シックスハーフ」

こんにちは。漫画が日々の活力源のアラサー、せそさそです。

毎日無料漫画アプリの連載を中心に10作品位ずつ読んでます。

 

私が面白いと思う漫画は、心情描写が丁寧で、キャラクターが魅力的な漫画です。

キャラクターに憧れたり共感したりして心を揺さぶられる時間は、デトックスや自身の問題解決のヒントとして必要不可欠です。

 

そんなわけで、ゆるゆる紹介して参ります!

 

シックスハーフ

バイクで事故った詩織は目覚めると記憶を失っていた。家に戻り兄・妹と暮らし始めるが関係はぎくしゃくするばかり。学校ではヒドい噂を流され孤立してしまう。過去の自分が分からず、居場所を見つけられない詩織は…!?

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一言で言うと、壮絶。記憶喪失で自分自身のこともわからず、知らない過去の自分の行いによって周囲からは冷ややかな態度を取られ。。それでも気丈に、確実に新しい自分を作り上げようとする主人公に本当に勇気付けられます。

 

これは、家族と上手くいかず、気持ちが滅入って何もできない、、となったとき、強かな主人公に勇気をもらいたくて読んだのですが、期間限定の無料公開公開部分まで読むつもりが、泣きながら最終巻までポチッと購入してしまいました。

 

終盤は色々絡み合ってハラハラ続きだったけど、最後まで読んで本当に良かった!!!!

 

魅力的キャラクターランキング!

3位.真歩

主人公の妹。しっかり者だが口調がかなりきつい。詩織に傷つけられた経験から中々詩織や自分自身と向き合えない。しかし!この子一番成長します。

 

2位.詩織

主人公。破天荒なギャルだったが、記憶喪失後はまっすぐに一つひとつ障害を乗り越える。悲観せず、自分も周りも大切にする姿勢が本当に素晴らしい。

 

1位.開

詩織が記憶喪失の1週間前から付き合っていた彼氏。信じられないくらい良いやつ。なのに中々報われない。あほだけど一途で本当にかっこよい。

 

 

 

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